アメリカ篇その6

ちんどん通信社・海外ツアー


メキシコのティファナ文化センター、中庭で休憩をとり、いよいよ演奏会の開始です。まず「チンドンビデオ」が上映され、次に本人たちが出てきてパフォーマンスをする、という仕立て。観客は数十名という感じでしょうか。思ったほど集まりません。

USA11-001.jpg

USA11-002.jpg

USA11-003.jpg

USA11-004.jpg

USA11-005.jpg

USA11-006.jpg

USA11-007.jpg

USA11-008.jpg

USA11-009.jpg

USA11-010.jpg
演奏と踊り、玉スダレなどを披露。拍手喝采をあびます。聞けばこの立派な施設、立派すぎて昼間であった街の人たちにとっては、少々しきいの高いところらしいのです。客席はインテリっぽい人ばかり。それはそれでよいのですが、ストリートのおっちゃん、おばちゃんにも見て欲しい演目でした。それがとても残念です。

USA11-011.jpg

USA11-012.jpg

USA11-013.jpg

USA11-014.jpg

USA11-015.jpg

USA11-016.jpg

USA11-017.jpg

USA11-018.jpg

USA11-019.jpg

USA11-020.jpg
ライブを終了して、夜半、またも国境を越え、アメリカ・サンディエゴに戻ります。宿舎に着いたのは深夜でした。お疲れさま。ところがその翌日。この日こそが、このツアーのクライマックスなのです。朝からサウス・ウエスティン大学へ向かいます。

USA11-021.jpg

USA11-022.jpg

USA11-023.jpg

USA11-024.jpg

USA11-025.jpg

USA11-026.jpg

USA11-027.jpg

USA11-028.jpg

USA11-029.jpg

USA11-030.jpg
アメリカの大学の、広大なキャンパスをパレードする一行。気持ちよさそうです。おりしも大学では、何かの催しなのか、講堂前に机を並べて、さまざまなワークショップが開かれていました。彼らの前でパフォーマンス。ついでに学生のパーカッションバンドと即興セッション。ボンゴなどの打楽器に合わせて、安来節、傘踊りを舞います。

USA11-031.jpg

USA11-032.jpg

USA11-033.jpg

USA11-034.jpg

USA11-035.jpg

USA11-036.jpg

USA11-037.jpg

USA11-038.jpg

USA11-039.jpg

USA11-040.jpg
大学の食堂でランチをすませ、最後の最後の目的地、ワールドビートセンターへ。この施設はサンディエゴの公園の一角にあり、世界の少数民族の音楽と文化を研究・保存するというのが主旨です。建物は古い水道タンク。内部を改造して、さまざまなものが展示されています。

USA11-041.jpg

USA11-042.jpg

USA11-043.jpg

USA11-044.jpg

USA11-045.jpg

USA11-046.jpg

USA11-047.jpg

USA12-001.jpg

USA12-002.jpg

USA12-003.jpg
ワールドビートセンターの展示は本当に素晴らしい。しばし訪問者のつもりになって、ひとつひとつの写真をご覧ください。私は本業で展示企画やデザインもしているので、なおのこと、実にみごとなものだと思います。一見、ただのガラクタの寄せ集めのように見えるかも知れませんが、その密度、質感、配列のセンスの良さ、手作りの雰囲気、色づかい、どれをとっても一級品です。よほど時間と手間をかけ、知恵を使わないとこのような展示はできないものです。

USA12-004.jpg

USA12-005.jpg

USA12-006.jpg

USA12-007.jpg

USA12-008.jpg

USA12-009.jpg

USA12-010.jpg

USA12-011.jpg

USA12-012.jpg

USA12-013.jpg
しかも驚かされるのは、置かれている楽器のほとんどが、きちんと鳴る状態になっていること。ちなみに大阪音楽大学の資料室は、世界各国の楽器が集められており、素晴らしい展示がなされています。しかし残念ながら、多くの楽器は見るだけ。勝手に鳴らすことはできません。それだけ「音が出せる」展示はメンテナンス、補給面などが難しいのです。ここの楽器は鳴らすことができる。本当に驚きです。ただ「日本の生活」という展示だけは、なぜか非常に誤解に満ちたものでした。その点だけが惜しまれます(笑)。

USA12-014.jpg

USA12-015.jpg

USA12-016.jpg

USA12-017.jpg

USA12-018.jpg

USA12-019.jpg

USA12-020.jpg

USA12-021.jpg

USA12-022.jpg

USA12-023.jpg
さてこのような素晴らしい環境で、いよいよアメリカツアー、ラストパフォーマンスのはじまりです。客席には、さきほどアフリカ文化のワークショップを行っていた、館長のナナさんの姿も見えます。まずは「チンドンビデオ」の上映。そしてチンドン一座が登場します。

USA12-024.jpg

USA12-025.jpg

USA12-026.jpg

USA12-027.jpg

USA12-028.jpg

USA12-029.jpg

USA12-030.jpg

USA12-031.jpg

USA12-032.jpg

USA12-033.jpg
白人、黒人、黄色人種、いろいろ入り交じった観客相手に、いつもの演奏、踊り、玉スダレを披露します。実はこのラストライブのために、日本から獅子舞の用意をしてきていました。最後の最後の隠し球です。観客席には日本人、日系人の方もいましたが、「私、獅子舞はじめてみました」という日本人の方も。観客にチンドン太鼓を叩いてもらうコーナーでは、ルーベン氏がはじめてチンドンに挑戦。

USA12-034.jpg

USA12-035.jpg

USA12-036.jpg

USA12-037.jpg

USA12-038.jpg

USA12-039.jpg

USA12-040.jpg

USA12-041.jpg

USA12-042.jpg

USA12-043.jpg
館長のナナさんは、アフリカンドラムのプレーヤーでもあります。ナナさんのドラムと、チンドン演奏に合わせて、傘踊り。まさにゴッタ煮、チンドン屋ならではの素晴らしいセッションでした。

USA12-044.jpg

USA12-045.jpg

USA12-046.jpg

USA12-047.jpg

USA12-048.jpg

USA12-049.jpg

USA12-050.jpg

USA12-051.jpg

USA12-052.jpg

USA12-053.jpg
最後に出演者、観客のみなさん、すべて集合して記念撮影。長いハードなツアーでしたが、素晴らしい体験でした。メンバー全員疲労困憊。大量の荷物をかかえて、さあ日本へ帰りましょう。