040513ニューオリンズその4

ちんどん通信社・海外公演


ライブ直前のわずかな空き時間に、思いがけない訪問者。それは日本から単身、アメリカに渡り、トランペット奏者として生活しているO氏でした。チンドン屋の来訪を聞きつけて、わざわざ訪ねてくださったのです。O氏いわく、今日たまたまホテルのすぐそばの教会で、「ジャズ結婚式」の仕事がある。ニューオリンズの「ジャズ葬式」は有名ですが、葬式だけではなく、冠婚葬祭、何かにつけてバンドが繰り出すのがニューオリンズ流。現地でもいまでは珍しい機会とあって、さっそくカメラを持って同行させてもらいました。

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教会までいってみると、たしかに道ばたにバンドの人たちが、楽器をもってスタンバイしています。リーダー(グランドマーシャルというのでしょうか)に「撮影させて」とお願いすると、二つ返事でOK。サービス精神いっぱいにポーズまでとってくれます。正装して傘をもち、大きなタスキをかけたその姿は、昔のチンドン屋の親方を彷彿とさせます。やがて結婚式が終わり、教会のトビラが開いて、親族がぞろぞろと出てきました。合図でバンド演奏がスタート。リーダーは楽器を持たずに踊ります。O氏もトランペットを吹いています。

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やがて拍手と共に、新郎新婦が登場。彼らも傘をさしています。リーダーの先導で、目抜き通りをパレード。親族も手に手にハンカチを持って、セカンドラインの踊りであとに続きます。周囲の観光客も大喜びで写真を撮っています。めちゃカッコいい結婚式ですね。新郎新婦に幸あれかし!みなさんも組み写真でご覧ください(ホントに珍しいらしいよ)。

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撮影を終えてホテルに戻ると、メンバーは支度のまっ最中。ライブ開始まであと1時間もありません。タクシーで「Donna`s Bar」まで移動。ところがこの運転手が道を間違えて、さらに時間をロス。それでもルイアームストロング公園のゲート前で記念撮影。こんな機会、めったにないんですから。「Donna`s Bar」では音出しもそこそこに、もうライブの開始時間です。「もっと遅くはじめてもいいですよ」「いやー待っているお客さんもいますし、はじめます」日本人だから時間を守るんです(笑)。

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ついに、ジャズの聖地ニューオリンズで、渾身のチンドンライブがはじまりました。ところが店内がめちゃめちゃ暗い!これでは写真が撮れません。肉眼では暗いながらも見えているのですが、カメラはみなさんの想像以上の光が必要なんです。AF は合焦しないわ、1600に増感してもシャッター開きっぱなしだわ、しかもライブはどんどん進行している。さらにさらにビデオの撮影もあるし。どうにもこうにもなりません。私、ひとりで密かにパニックです。

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ストロボを使うとぺったんこの白い写真になってしまうので、私はストロボ嫌いです。しかしこれではどうにもならない。最大増感プラス、禁を破ってストロボ焚いて、どうにかこうにか撮った写真がこれです。出来が悪くてすみません。写真の言い訳はこのくらいにして、ファーストセット終了後、お世話になった現地のOさんと記念撮影。この方、2年前からこのツアー実現に尽力してくださった、私たちの大恩人なのです。

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ファーストセットでは空席があった店内も、セカンドセットになると満席。店の外から覗いていた人が、どんどん入ってくるのです。みなさん、信じられますか?ニューオリンズのバーで、チンドン屋が演奏して、満員になったのですよ(笑)。最後には大喜びの観客が、ハンカチを手に踊りだしました。うーん。これぞチンドンマジック。モンゴルで、メキシコで、ちんどん通信社さんは世界の各地で、お客さんを踊らせてきましたが、ここでもそれが現実になるとは!「チンドン、チンドン」という歓声と拍手をあびて、2時間のライブは無事に終了です。

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チップもたくさん集まり、お店のオーナーも大喜びで握手してくださいました。お店の前で、この後で演奏する予定の、ワイルドマグノリアスのビッグチーフを交えて記念撮影。まるで夢のようです。メンバーのなおこ嬢は感激のあまり涙をこぼします。ホテルに戻って、ファーストフードでささやかな乾杯。晴れ晴れした笑顔を見てください。さあ、明日はいよいよツアーのクライマックス、ジャパンフェスティバルへの出演です(それにしても何と余裕のないスケジュールなんだ!)。

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