内モンゴル篇その4

日本国文化芸術祭・イベント出演


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ゲルのトビラは手作りで、すべて模様が違っており興味深いデザインです。数名でひとつづつ、ゲルを割り当ててもらってから、周囲を散策。牛や馬、山羊などがうろうろしております。めざとくチェックしたところでは、バーもあります。

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ゲルの中は思ったより快適です。これはこれで珍しい体験でしょう。ツアーメンバーたちは思い思いの時間を過ごします。

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乗馬体験もできるようで、決められたコースを馬に乗って、小一時間で1周します。馬の足で小一時間といえばかなりの距離。当然コースは地平線の向こうまで続いています。メンバーの何人かがチャレンジしたものの、草原の真ん中で、おりからの小雨が本降りに。引き返すわけにもいかず、小一時間、雨の中、馬の背中で震えていたそうです。さらに夜になると強烈に寒くなってきました。モンゴルウォッカだけが心の支えです。

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寒い一夜を過ごしたメンバーは、バスでやってきた学生さん（日本語を勉強しているらしい）相手に、ミニ演奏会。さすがに衣裳まで持参することはできなかったので、珍しい私服チンドンとなりました。

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演奏会を終えて、学生さんたちとゲル村に別れをつげ、ツアー一行は街にもどります。よくぞ誰も風邪を引かなかったものです。やれやれ。ところが帰る道すがら、なんだか大渋滞ではないですか。クルマで道がつかえている。バスから降りて先に行ってみると、トラックがぬかるみにはまって、道をふさいでいるのです。未舗装の道が、珍しい大雨で崩れてしまったようです。もちろん、フフホトに戻る道はこの1本しかありません。迂回することもできません。

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待つこと1時間。道は復旧する気配もありません。ランドクルーザーなら、そこらの平原を横切ることもできるのでしょうが、車高の低いバスには無理です。無理に動くと、今度はこちらがぬかるみにはまります。どうするの？結局、1時間かけてきた道を、また1時間かけて引き返し、ゲル村に逆戻りです。えらいこっちゃ。

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